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既存の見積書を流用して新規に見積書を作成する効率的な方法

  • 7月 3 2024
  • 製造業DXコラム運営
 
 

既存見積書を流用して新規作成する効率的な方法


見積書の作成は、顧客に提出する重要な書類である上に、主に営業部門が作成することが多いと思われます。
実際の設計に関わっていない営業担当者が精度の高い見積書を作成するには、まずは、過去の既存の見積書を参考にすることが役立ちます。
流用する際には、顧客やプロジェクトごとに細かな修正が必要です。
単純に過去に作成した見積書をコピーしただけでは、納期や内訳に誤りが発生してしまうことがあり、見積書は顧客との信頼関係を築くため、誤りの無いよう注意深く作成する必要があります。

既存の見積書の流用方法


既存の見積書を流用する際は、まず最初に顧客情報や取引内容を確認しましょう。
次に、必要に応じて日付や有効期限を更新します。
また、商品やサービスの内容に変更があれば、正確な情報に修正しましょう。さらに、価格や数量、納期などの条件を見直し、必要に応じて修正を加えます。

見積書の備考欄には変更点や特記事項を記載しておくと、取引相手にとってもわかりやすくなります。
最後に、全体として見積書が適切かつ正確であることを確認したら、顧客に送付する準備が整います。

過去の見積書を活用するメリット


過去の見積書を活用するメリットは多岐にわたります。
まず、顧客情報や商品情報が網羅されているため、新たに入力する手間が省けます。
また、過去の取引履歴や価格設定を参考にすることで、効率的かつ適切な見積書を作成できます。
さらに、顧客との信頼関係を築くために、過去の取引内容を踏まえた提案が可能となります。

流用の際の注意点


流用の際の注意点はいくつかあります。
まず、古い見積書の情報が最新かどうかを確認しましょう。顧客情報や納期、価格などが現状に合致しているかを丁寧に確認することが大切です。
また、商品やサービスの内容が変更されていないかも注意が必要です。過去の情報がそのまま使われることによる誤解や問題を避けるためにも、情報の精査が重要です。

次に、見積書の有効期限についても再確認が必要です。すでに期限が切れている場合、更新を行うことで取引先とのトラブルを避けることができます。

さらに、過去の見積書を流用する際には、目立つように更新箇所をマークしたり、相手方にその旨を事前に伝えることで誤解やミスを防ぐことができます。流用する際にはこれらの注意点をしっかりと押さえ、信頼性のある見積書作成に努めましょう。

見積書作成の効率化ツール


見積書の作成を効率化するためには、専用のソフトウェアやツールを活用すると良いでしょう。
例えば、クラウドベースの見積書作成ツールを利用することで、いつでもどこからでも見積書を作成・管理できます。
また、テンプレート機能や自動集計機能が備わっているツールを選ぶことで、手間を大幅に削減できます。
さらに、見積書と顧客情報を連携させることで、情報の照合や更新作業をスムーズに行えます。見積書作成ツールを導入することで、作業効率が向上し、時間と手間を節約できます。

おすすめ見積書作成サービス


手軽に見積書を作成するには、Microsoft Excelのような表計算ソフトを使うことが考えられますが、こういった表計算ソフトを使用すると様々な問題が発生し、既存見積書の流用も誤りが発生しやすくなります。
そのため、見積書作成専用のシステムやサービスを導入することをおすすめします。たとえば、見積書作成システムESTmanの場合、既存見積書の流用方法は以下のようになります。

まず、見積書一覧において、検索条件を入力し、既存の見積書を絞り込んだ上で一覧表示します。

一覧画面では、見積番号、見積日付、宛先、件名、見積金額がひと目で分かるようになっていますので、こちらから流用したい見積書を選択します。

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次に、選択した既存見積書の内容を確認し、「コピー」ボタンを押します。

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コピーした内容で新規に見積書を作成しますので、見積番号を採番します。見積書作成システムESTmanでは、既存の見積書と重複しないように見積番号を自動採番することができます。

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確定すると、以下のように流用した見積書を同じ内容で新規に見積書を作成することができます。

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こちらから、見積日付や宛先、件名などを確実に見直した上で内訳を変更していく流れになります。

 

まとめ


見積書の作成はビジネスにおいて重要なプロセスです。
適切な見積書は顧客との信頼関係を築くだけでなく、取引の円滑な進行にも貢献します。
また、見積書の作成には既存文書の流用が役立ちます。過去の顧客や商品情報を基に作成することで、効率的に見積書を作成することができます。新たに作成する際に比べると時間短縮にも繋がります。

しかし、必要に応じて適切な修正や更新が不可欠です。見積書は企業や個人の信用を表す重要な文書であり、正確かつ明瞭に作成することが求められます。見積書の流用により、効率的かつ信頼性のあるビジネスプロセスを実現しましょう。

 


 

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